「ピンの革命の歴史はパターから始まった 2」の続きです。
これは現在のクラシックシリーズでのANSER SCOTTSDALE
下はANSER 50thのスコッツデール(船底:カーステンモデル)
ANSER 50thのスコッツデール(平底:アランモデル)
随分色が違いますが、どちらも材料はマンガンブロンズです。
オリジナルをグリップテープにいたるまで忠実に再現したANSER 50thはオリジナル同様、マンガンの含有量が多いのか、空気に触れると段々黒ずんでくるようです。
オリジナルを忠実に再現したANSER 50thを研磨しているジョン・A・ソルハイム氏の写真ですが手にしているヘッドの色は随分明るいことがわかります。
以前に、スコッツデールを打ったことがあるんですが、確かにその他のマンガンブロンズに比べると、確かに柔らかいと思います。
もしかすると、マンガン含有量が多いスコッツデールのマンガンブロンズは強度が高いので、みんなのゴルフダイジェストで高梨祥明氏が「不朽の名作「EYE2」アイアンから見る、天才エンジニアが“素材”を変えてやりたかった進化」で書かれていることによるものなのかもしれません。(私の想像ですよ)
以上で、「ピンの革命の歴史はパターから始まった」を3シリーズ書きましたが、
ヒールトウバランス(重量周辺配分)
低重心(重心位置のコントロール)
最適素材の選択
が既にこの時代に出来上がっているんですね。